バイクは中古車がニーズの中心
バイクは4輪車と比較すると古い年式のものでも結構使用されている傾向があります。特に大型車などでは趣味性が強く、ビンテージ車として楽しんでいる例も多く、価格もプレミアがついていたりします。
又、趣味性はありませんが、ツーリングなどに使用するバイクでも、ビギナーは割と古いバイクから始めることがあり、10年落ち位は普通で、20年落ちでもまだまだ活躍しています。
これは近年の排気ガス規制や騒音規制に対する影響で、従来の主力車種が続々と生産中止になっていることも関係しています。カワサキのゼファーシリーズやスズキのインパルス、又、250ccクラスでは本格的なロードタイプ車は各メーカー共既に殆ど生産しておらず、ホンダホーネットやカワサキバリオスなどの人気車も無くなっています。
そうなると、当然中古車を求めるということになり、1990年代に登場した250ccロードスポーツなどは、現在でも当たり前のように中古車店に並んでいます。
2ストロークエンジン車はもっと稀少で、ホンダのNSRシリーズやスズキのRGVシリーズの最終型となる1990年代後半のモデルは値段が下がることがありません。
会社ではイタリアのドカティなどは人気車であるモンスターシリーズに大きなモデルチェンジが無く、10年以上前の車両でもまったく現役車として通用しています。
BMWの水平対向エンジン車も同様で、15年落ち程度はしっかり現役車となっています。その分、故障も4輪車に比べて多く、重症の場合は廃車にすることもしばしばです。